「創業15周年を迎えられたのは、会員の協力のお陰しかない」と感慨深けに語る森口氏。９月に営業部長から執行役員に昇進した。アイ・エー・エー創業当時から在籍しており、ＩＡＡ大阪を最もよく知る人物の一人だ。

　現在の会場について「常時約70％以上の高成約率に加え、成約単価が３年前の約３バイト上昇しており、大変多くの取引をいただいている」と話す。来年２月には、ＩＡＡウェブや共有在庫のバザールネットを一新し「機能や利用料なども含めて使いやすくしたい」と利便性向上に余念がない。

　また、海外でもニーズの高い出品車を区分した特設コーナーの増設なども検討。「この立地を活かし、輸出に精通したオークションをめざしていく」と熱く語る。

　昭和47年７月生まれの52歳。趣味はゴルフ。「ＩＡＡ大阪としては、会員とのつながりが一番大切」と締めくくった。