ザ・業界人
     
第66回
渡 彰弘氏
株式会社いすゞユーマックス IMA九州会場長



「会員の必要とする情報を集めて、提供していきましょうと社内では話しています。ユーマックス会員であることの付加価値ですね。これを磨いていきましょうと」。

 いすゞユーマックスの運営するIMA九州において、このほど新会場長に就任した渡氏。IMA3会場のなかでも、とくに輸出向けの仕入れとして認知されているのが九州会場。それゆえ、会員の必要とする情報といっても、かなり奥が深い。

 というのも、仕向国は全世界にある上、各国の規制変更や売れ筋といった貴重な情報は、あまり表に出て来ないのが一般的だからだ。

 そんななかで、会員に付加価値を提供し続けている渡氏。会員から、いかに信用されているかの裏返しでもある。

 いすゞユーマックスには、2000年に入社。当初からIMA九州に勤め、月2開催の時代からオークションと業販に携わってきた。毎週開催に移行後はオークション専任となり、営業はじめクレーム、入力業務と、隅々まで経験した。20年の間に知識も研鑽も重ね、今やトラック流通に精通する第一人者と名高い。『九州会場の渡』と言えば、誰でも知る存在だ。

 そんな渡氏が、45歳になったのを機に会場長へと昇格した。世間はコロナの真っただ中だが、「ここでは会員に対して一番責任のある立場。会員の健康が最優先事項であり、逆に言えば、それが維持出来た時には、今まで以上に信頼して貰えると思います」と意気込む。

 いすゞユーマックスでは、緊急事態宣言が解除された後も、引き続き全社を挙げて感染拡大防止に取り組んでいる。IMA3会場でも、7月から精密なサーモグラフィとモニターを導入した。

 そのうえで「(全会員から)売るならユーマックス、買うならユーマックスと言ってもらえるようにするのが、僕の最初の仕事です。ただ、この『なら』がどんなに難しいことか。それも良く理解しています」と、真っすぐ前を見つめる。

 昭和50年5月生まれ。趣味はバイク。1996年式の愛車にまたがって、自由気ままに旅するのが生きがいという。

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