【会場全体でリピーターづくり】
「今期の指針として、スタッフには『リピーターを増やす行動を各自が考えて実践していこう』と伝えました」。こう話すのは、4月1日からCAA中部の会場長に就任した後藤竜也氏。
これは、コロナ禍で働き方も変化してきた中で、今一度お客様目線に立って各自が仕事の意義や目的を見つめ直し、1社でも多くのリピーターを獲得していこう、と考えてのことだ。それを会員と接する部署だけではなく、業務系も含め、すべてのスタッフが取り組むことが大事だと後藤会場長は強調する。
続けて、「お客様は満足感を得られてこそリピーターになっていただける。ですから、どのような満足感を与えることができるかを、それぞれの担当者や部署で考え、それを会場が一体となって動いていくことが大切だと思います」と話す。
そんな後藤会場長は、グループの基幹会場であるCAA中部のめざす姿を、「ボリュームと中身のバランスの取れたオークションでリードし、ブランドの確立を図っていく」とするが、中でも、とくに重視したいのは成約台数だといい、こう続ける。
「出品をしていただくのは我々の会場に対する期待の表われ。そして、その車両が商売として成立したという結果が成約台数。ですから、成約台数にこだわったオークションを運営していきたいですね」。
そうした舵取りによって、これまでも順調に伸ばしてきた取引社数を、今後も一層拡大させることが目標。「もっと『CAAのファン』を増やしてしていきたい。ありきたりな言い方になってしまいますが、やはりそこですよね」と笑みを浮かべる。
某大手食品メーカーを経てシーエーエーに入社してから17年。中部会場一筋で、運営、クレーム、営業に従事してきた。これまでも営業室長として、セリ前にマイクを握る姿でお馴染みの会員は多いだろう。岐阜県羽島市出身。サッカー観戦と旅行が趣味という、1976年生まれの46歳。
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