ザ・業界人
     
第78回
菅澤 武志氏
(株)シーエーエー   東京会場長



 昨年4月にCAA東京の会場長に就任してから、丸1年が経過した。「昨年度は秋頃までは先の見通しが困難な状況でしたが、11月以降は一転して3000台近い出品台数となり、非常に起伏の激しい1年でしたね」と菅澤会場長は振り返る。

 こうした難しい状況での舵取りではあるが、就任当初からの「もちろん、重責を感じますし、プレッシャーもありますが、引き続き楽しくやらせていただいてます」という気持ちには変わらない。

 というのも、「この会場はまだまだ進化できる。原点回帰ではないですが、ここで立ち止まって、今やっていることが必要かどうかを考え、改善、改廃に取り組んでいる。そうしたことを考えることが楽しいと思えるのです」と前を向く。念頭に置くのは『変化なくして進化なし』。そんな気持ちを抱いて、東京会場では幾つかの新たなチャレンジにも臨んでいる。

 一方で、今年度も引き続き、会員との『コミュニケーションの深化』を重点事項に掲げる菅澤会場長。その一環として、来場社数の一層の増加をめざしており、会場に来た会員へのサービス還元に注力していく考えも明らかにした。

「やはりここは市場ですので、会場に人が多ければ活気も出ますからね。それに加えて、会員同士のコミュニケーションの場が少なくなっているので、ここがそのような役割を果たす場所であってもいいのかなと考えています」という。

 菅澤会場長は、もともとは23年前の東京会場開設のスタッフとしてシーエーエーに入社し、その後はシグマネットワークス設立のために出向するなど、新しいものを産み出す業務を多く経験してきた。

 CAA東京会場も着実に台数を伸ばし、激戦区・関東でも存在感を出している。応札はより強くなり、実際に平均単価も上がってきた。それによって、出品車のラインナップや雰囲気も変わってきたという評価も聞こえてきている。「ぜひ、東京会場に参加いただいて、そうしたことを感じとっていただきたいですね」。

 趣味はキャンプ、そして「数年前の単身赴任の経験から、料理をするようになりました。自分用のお酒のあて程度ですけどね(笑)」。1971年8月生まれの51歳。

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