【一致団結し全員営業で】


「歴代会場長が培ってきた信頼を大切にしつつ、新しい視点で柔軟性を活かし、新しい風を取り入れていきたい」。７月１日からＣＡＡ岐阜の会場長に就任した白木さんは、翌日のセリ開始前の挨拶で自身の想いと気持ちを込めて、堂々とそう話した。

　ＣＡＡグループでも初の女性会場長が誕生した瞬間であったが、斉藤社長曰く『（会場長に）選任したのはあくまで人物本位。現場中心の仕事ができる人であり、会場を束ねる人間力を備えている』というところから白羽の矢が立った。

　そんな白木さんは1999年の入社以来、25年間、中部会場一筋で歩み、クレーム担当から運営、車両、業務と、検査以外のすべてを経験してきた。そして今回、初めて中部会場を離れることになったが、「岐阜会場の特性やスタッフの個性を活かし、会員様と近い距離にある会場にしていきたい」と抱負を話す。
　
　会場長就任の打診からは「自分はその器ではない」と悩んだという白木さん。斉藤社長をはじめ周囲が「サポートするよ、と言っていただいたことで決めた。私もこれまで25年間、多くの人に支えられてきたので、そうした経験を活かして岐阜会場を変えていければと考えている。プレッシャーもあるけど、楽しみたい」と前を向く。

　続けて、白木さんは新生・ＣＡＡ岐阜の方針として「雰囲気良く、和気あいあいと皆が同じ方向を見ていけるようにしたい。そのためにも私自身、ゼロスタートで一から皆と一緒に頑張ろうと思っている。岐阜のスタッフは秘めたるポテンシャルがあり良いものを持っている。できれば全員営業で皆がもっと前に出て盛り上がるような会場づくりを進めていく。スタッフ同士のつながりをもっと強化すれば、より良い会場になる。やはり一致団結が大切」と言う。

　取材中も終始明るい白木さん。自身の性格は、「せっかちなので、回遊マグロと同じで常に動いていないとダメなんですよ」と笑みを浮かべる。今後の夢を聞くと「実現したいことは大型犬の居るライフスタイルを確立することです」と話す。1973年8月生まれ、50歳。名古屋市出身。