JUコーポレーションは6月16日、第27期定時株主総会を都内のホテルで開催。期中は、次代を見据えたDX事業を推進しつつ、JUナビ、JUトレード、JUテントリ等が堅調に推移。リアル、入札、テントリは過去最高の取引台数を更新した。 決算数値では、売上が前期比93.7%の22億3359万3663円、売上総利益が同85.3%の9億642万7253円、経常利益は同67.7%の3億1254万3740円と減収減益に。 この要因として、減収ではレンタカー用車両販売の売上が前期に対して2億3611万円減となったこと、減益ではDX事業関連のシステム費用が前期比1億8041万円増となったことなどが挙げられるが、ネット取引の順調な推移により、前期に対して1.5億円の減益に留めた。 全体として、DX事業の費用増を除外した場合、経常利益は前期を約3000万円上回る約4億9000万円と試算されることから、減収減益ながら本業は順調な伸長を果たし、充実した1年といえる内容となった。 第28期の役員人事は以下の通り(敬称略、※は新任)取締役名誉会長 海津博(非常勤・JU中販連名誉会長)取締役会長 塚田長志(非常勤・JU中販連会長・理事長)取締役副会長 鈴木幸昭(非常勤)代表取締役社長 伊藤行雄(非常勤・JU東北ブロック長)取締役専務執行役員 原口広治(常勤)取締役常務執行役員 鈴木智明(常勤)取締役執行役員 竹石昌弘(常勤)取締役 高橋成人(非常勤・JU北海道ブロック長)取締役 神保文明※(非常勤・JU関東甲信越ブロック長)取締役 奥村悦二※(非常勤・JU中部ブロック長)取締役 掛下吉三※(非常勤・JU近畿ブロック長)取締役 上田純二(非常勤・JU中四国ブロック長)取締役 新園康男(非常勤・JU九州ブロック長)取締役 荒井寿一(非常勤・荒井商事会長)取締役 山下晋(非常勤・JU中商連常務理事)監査役 中狭和孝※(非常勤・長野法律事務所弁護士)監査役 山下哲也(非常勤・オリコ自動車推進部長) 松本富男、石山英二、財藤和喜男の各氏は取締役を退任、藤原寛治氏は監査役を退任した。 なお、株主総会終了後には関係者らを招き「感謝の夕べ」を開催。席上で伊藤社長は「現在はJU中販連と一体となってDX化に向けて、抜本的なシステム改革を行なっている。今後、JUナビのクラウド上での完全リニューアル、また、JUとして共有業務システム開発をすることで、様々なデータが有効活用できるようになり、各会場がより低コストでのオークション運用、運営ができることをめざし、開発を進めている」と話した。写真下=左から伊藤、塚田、海津の各氏