2016年11月の中古車輸出は10万7548台で、前年同月比0.3%増となった。 これは、財務省貿易統計に基づき、国際自動車流通協議会(iATA、長竹晃平代表幹事)がまとめたもの。前年実績超えは9ヵ月振り。このところの円安が輸出業界には追い風となっており、今後は台数が持ち直す期待も寄せられる。 11月実績を仕向国別にみると、首位はアラブ首長国連邦(UAE)がキープ。前年比は0.4%の微減だが、2位ニュージーランドとの差は広まった。続く3位にはミャンマーが入ったが、前年比は1.5%の減少。4位ケニアは6.5%のプラスへ転じた。 また、顕著な伸びを示したのは、南アフリカ、ジョージア、ウガンダ、フィジー、ボツワナ、アフガニスタン、ナミビアなど。その一方、スリランカ、トリニダードトバゴ、タイなどの減少が目立った。 なお、今年(1〜11月)の累計では107万7057台となり、6.7%の減少を示している。