大手中古車事業者8社による初の商談ロールプレイング大会「変わる中古車業界。本物のNo1決定戦。ー信頼をつなぐ商談力の証明ー」が12月17日、千葉市内で開催された。 今回出場したのは、IDOM、インディオ富山、カーセブンデジフィールド、カレント自動車、シティライト、東京ユーポス、ネクステージ、ロードカーの8社7ブランド。 大会の目的は、1.中古車業界の信頼回復、2.信頼される商談力の醸成、3.企業間の競争・交流の促進、4.スタッフの成長支援と育成の4点。参加企業が学び合い、接客品質の向上を図ることで、業界全体の信頼回復と健全な市場形成をめざす。 大会は販売と買取の2部門に分かれ、7ブランドから各1名が出場。社内コンテストの優勝者や部署推薦など、各社の基準で選ばれたスタッフが参加した。 ロープレは1人30分の持ち時間とし、来店者の出迎えから商談までを実演。各部門8人の審査員が採点し、順位を決定した。なお、審査員には中古車媒体企業、コンサル会社、航空会社の元客室乗務員などを招聘。お客様の要望を聞けているか、説明の分かりやすさ、不安を軽減する説明ができているかなど、11項目で評価した。 今大会の入賞者は次の通り ※敬称略<買取部門>1位:矢内亨(IDOM)2位:佐々木遥(ネクステージ)3位:吉田塁(ロードカー)<販売部門>1位:丸山大貴(ネクステージ)2位:清本ひなか(IDOM)3位:高嶋淳(シティライト)【次回開催はJADRI主催を計画】 当日は多くの報道陣が詰めかけ、質疑応答が行なわれた。主催者を代表し、河合力(IDOM)、井上貴之(カーセブンデジフィールド)、浜脇浩次(ネクステージ)、江頭大介(カレント自動車)、岩崎孝(インディオ富山)の各氏が出席。「大変勉強になり、非常に良い機会だった」と総括した。 また、今回の開催意義について「業界が信頼を得るには、大手が率先して姿勢を示すことが必要。企業の垣根を越えて切磋琢磨することで業界の常識を変えられる」と述べた。 審査基準に関しては「信用・信頼をキーワードに作成。技術競争ではなく、あくまで顧客目線のコンテストにこだわった。さらに異業種の視点を取り入れるため、元客室乗務員にも審査を依頼した。次回は例えばホテル業界なども良いだろう」とした。 なお、今回の参加社数と今後の継続については「1日開催では8社が上限と考えた。今回は有志企業による実施だったが、次回からはJADRI(一般社団法人日本自動車流通研究所、江頭大介代表理事)の主催として開催する予定」とし、時期などの詳細は今後、協議を進めていくという。写真上)大会は千葉市のネクステージ幕張店/ジャガー・ランドローバー幕張で開催下左)表彰式後には出場者全員で集合写真下右)メディア対応に臨んだ左から河合、井上、浜脇、江頭、岩崎の5氏