ベイオーク(塩原淳平社長)は10月9日、「POS導入35周年大記念&SUAA近畿ジョイントAA」を盛大に開催した。 当日は、今年度3番目の出品2745台が集まり、同2番目の成約率72.9%を記録するなど、終日にわたって活発な取引を展開。和泉英雄会場長は、セリ前に多数の協力へ謝辞を述べるとともに、「今日はイベントも盛りだくさん用意した。最後までお付き合い頂きたい」と挨拶した。 同会場では、昭和59年に前身の大阪南港中古自動車協同組合が、業界に先駆けてポスシステムを導入。コンピュータ方式によるセリへいち早く移行した。このポス導入を記念した周年AAは、長年にわたり大イベントとして認知されており、旺盛な買いが入ることでも知られている。 今回も、近畿エリアのスバルディーラーから良質な下取り車、買取り車が集まるSUAA近畿ブロックは487台を数え、成約率92.4%と今年度最高を達成。さらに、過去30日間および60日間出品歴がない新鮮組は計457台となり、80.9%の高成約率をマークした。 また、ここにきて落札台数が増加傾向の軽四ブロックも健闘。今回は560台まで出品が拡大し、57.7%が成約した。なお、全体のAA結果では、成約が2000の大台を超える2002台、平均単価は64万8000円の高水準となった。 ベイオークでは、先に導入したデジタル出品票、およびタブレット端末による検査が順調に進み、それにともなって成約率が上昇傾向にある。8月は70.2%で前年比1.8ポイント増、9月は72.1%までアップし、同1.1ポイント増を示した。 デジタル化に伴って検査精度が上がり、バラつきの無い評価に会員の支持が一層、高まっていることも要因。全国でも珍しい、オドメーターとコーションプレートの画像を採用した点も好評を博しているという。写真上・セリ前に和泉会場長が謝辞を述べる写真左下・AA会場では珍しい栗焼き器を用意して振る舞う写真右下・北海道産ゆめぴりかの新米を進呈した取引賞