ベイオーク(塩原淳平社長)は10月2日、「POS導入29周年大記念AA」を開催。出品は3000台を超えるとともに、成約率も70.5%を記録するなど盛大なイベントとなった。 POS導入AAは、年間4大記念のひとつ。セリ前のセレモニーで森好二郎会場長は「年度上半期は出品5万4079台、成約率70.2%、単価53万1000円となり、すべて前年実績を更新。とくに成約率は5ポイントアップするなど、活発に取引して頂いた。今後は消費増税で不透明な部分もあるが、新鮮な車両を集め1台でも多く商売の役に立てるよう注力していく」と挨拶した。 今回の記念AAでは、従来以上に新鮮な車両の集荷を強化。その一環として、ベイオークの看板ブロック「新鮮組(過去3ヵ月以内に出品歴なし)」を対象に期間取引賞を設け、計8台以上の成約で豪華賞品を用意した。こうした施策の効果もあって、当日の同ブロックは出品771台、成約率は86.1%を記録したほか、全体に占める新規搬入車のシェアも通常を3〜4%上回る82%まで拡大した。 また、今回から不動車の取扱いをスタート。これにより搬入後に不動となって出品取り消しとなる心配も払拭されたため、不動車を含む「クラッシュカー」ブロックは一気に倍以上の71台に拡大。不動車自体は10台だったものの、事故現状車の集荷増に結びついた。さらに、リサイクルパーツ業者などのバイヤー側にとっても選択肢が拡がり、同ブロックは成約率82.9%、単価49万5000円の高水準となった。 なお、当日の結果は出品3083台、成約2175台、単価55万4000円。このうち、成約台数は今年3番目の実績を記録した。【福島県南相馬の「植樹祭」に参加】 一方、ベイオークは10月6日、福島県南相馬市鹿島区で行われた「植樹祭」に参加した。 これは、公益財団法人瓦礫を活かす森の長城プロジェクト(細川護熙理事長)による活動の一環で、地元や全国から約3000名のボランティアが参加した。同財団の目的は、東日本大震災で発生した瓦礫を埋めて土を盛り、その上に広葉樹を植樹する「いのちを守る森の防波堤」を築いていくこと、としている。 ベイオークでは同財団の主旨に賛同し、塩原社長以下、11名が当日の植樹祭に参加。多くのボランティアに混じって苗木を植えた。同AAは、8月の1ヵ月間にわたって植樹募金イベントを展開。各開催では販売会を設けるとともに募金を集め、販売会の売上と会員の募金、それにベイオークの募金をあわせた計50万円を同財団に寄付した。