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3月の新車販売、過去最大の落ち幅_震災以降は販売台数が下降 (04/13 15:50)











 3月の新車販売台数(軽除く)は前年比37.0%減の27万9389台で、昨年9月から7ヵ月連続で前年割れとなった。とくに今回の37%減という数値は、自販連(天野洋一会長)が集計を開始した昭和43年以来、3月実績として最も大きな下落率となる。
 また、台数でみると3月では下から3番目、平成に入ってからは最も低く、昭和49年以来の低水準。11日に発生した東日本大震災によって新車販売は大きく低迷し、なかでも東北3県では、宮城県の前年比69.4%減をはじめ、岩手53.6%減、福島58.4%減という結果を示した。
 一方で、3月の車種別実績をみると、普通貨物以外はすべて前年水準を下回り、なかでも小型貨物も昨年10月以来、5ヵ月ぶりに前年比マイナスへと転換。全体的に台数は伸び悩んだ。
 新車販売は、今年に入ってから徐々に減少幅が縮小するなど回復基調をみせており、「とくに3月では地震発生の11日までは概ね前年比100%で推移し、今後に期待が持てる状況だった」(自販連)という。しかし震災以降は減少に転じ、その翌週は前年比90%、翌々週70〜80%、その次の週は60%と、週単位で10%ずつ下降した。
「被災地で販売ができなかったことはいうまでもないが、それ以外の地区でも流通に支障をきたし、さらにガソリン不足がそれに拍車をかけた。また、震災によってユーザーの消費マインドも低下、これらによって新車販売は非常に結果となった」
 なお3月の乗用車のランキングでは、フィットが2ヵ月ぶりに首位に返り咲き、2位にプリウス、3位はヴィッツが付け、以下、(4)セレナ、(5)フリード、(6)カローラ、(7)マーチ、(8)デミオ、(9)ステップワゴン、(10)パッソとなった。

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