2010年１月から12月の新車販売（登録車及び軽自動車）、ならびに中古車登録台数が、このほど自販連（天野洋一会長）、全軽自協（小谷忠幸会長）の両団体から発表された。
　まず、登録車の新車販売台数からみると、昨年の年間実績は前年比10.6％増の約323万台で実に７年ぶりに前年水準を上回った。車種別でもすべてが前年の台数をオーバー。なかでも普通乗用車が22.4％増と大幅な伸びを示し、エコカー補助金の効果を如実に物語った。
　ちなみに乗用車の販売ランキングでは、(1)プリウス、(2)フィット、(3)ヴィッツ、(4)カローラ、(5)フリードが年間のベスト５。
　一方、軽の新車販売は前年比2.3％増の172万台で、こちらも４年ぶりに前年実績を上回った。軽自動車販売のランキングでは、(1)ワゴンＲ、(2)タント、(3)ムーヴ、(4)アルト、(5)ミラで、その他、全軽自協では今年販売の予測を2.7％減の168万台と発表している。
　他方、新車優遇策のあおりを受けた昨年の中古車登録台数は、前年比2.8％減の393万台に。400万台を割り込むと同時に、これにより10年連続で前年の水準を下回る厳しい結果に終始した。