主催者発表、週刊ユーストカー独自集計による2010年の全国定例オークション会場実績がまとまった。 昨年の出品は前年比5.8%減の653万4498台。毎年増加していた流通台数は、08年に記録した887万台をピークに09年から一転して減少。今回で2年連続の前年実績割れを示した。 昨年は、スクラップインセンティブの施行などにより、AA出品にとっては逆風が吹いていた状況で、実際、単月実績でも前年実績を上回ったのは6月と9月のみという厳しい結果に。 これに対して、成約台数はプラスへと転じて3.9%増の382万3056台を記録。さらに成約率は5.5ポイント増の58.5%で、2年連続のアップ。ちなみに、今回の数値は、平成に入ってからでは、平成4年の59.1%に次ぐ2番目に高い実績となった。 今年のオークションもスタートを切ったばかりだが、「いまのところ大きなプラス要因がみあたらない」(AA関係者)など、出品の減少はまだ続くという見方が多い。年間実績では600万台の攻防というところか。2010年12月の全国AA実績出品減も単価は大幅アップ 一方、2010年12月の全国AA会場実績は、出品が16.6%減の45万721台、成約0.4%減の26万8673台、成約率9.6ポイント増の59.6%、成約金額9.3%増の1410億9491万1000円、単価4万6000円増の52万5000円に。 出品が年内最大の落ち幅となった一方で、成約率は一気に10ポイント弱のアップ、さらに単価の上昇や、成約金額の2ケタに迫る増加など、上がり下がりの激しい実績となった。※2010年年間及び12月実績の詳細は2月1日発行の月刊ユーストカー2月号に掲載