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EV「テスラ・ロードスター」の試乗会開催_来年1月にもユーザーへ販売予定_ガリバーインターナショナル (10/28 13:19)

 ガリバーインターナショナル(ガリバー、羽鳥兼市会長)は10月21日、蔵前橋通り新小岩店で電気自動車(EV)「テスラ・ロードスター」のプレス向け試乗会を開催した。
 同車は、ガリバーUSAが今年7月にカリフォルニア州トーランスのロサンゼルス店で買取ったもの。今回、その1台を日本へ並行輸入し、一般販売を前に報道関係者に公開した。
 米国テスラモーターズ社製のテスラ・ロードスターは、世界初の量産型電気自動車。ベースにロータス・エリーゼを用いた2座のオープンスポーツカーで、動力源には三相交流モーターを搭載。最大で約250馬力の出力を誇る。1回の充電で航続距離はおよそ390キロ。
 テスラ社では昨年から新車販売を開始しており、価格は10万9000ドル(91円換算で991万9000円)。現在までに700台以上が販売されたが中古車の流通は少ない。ちなみに、イーベイオークションには中古のテスラ・ロードスターが12万ドルで出品された。
 試乗してみての感想は、とにかく速い。停止状態から時速96キロまでの所要時間は3.9秒という。これは世界の名だたるスポーツカーを凌ぎ、SLRマクラーレンに匹敵する加速力。クローズ状態での乗降性は最悪だが、コクピットに収まってしまえば乗り心地も悪くない。最初は回生ブレーキの減速Gに戸惑うが、それさえ慣れてしまえば電気自動車であることを忘れるくらいだった。
 今回の企画について、ガリバー自動車研究所の鈴木詳一所長は、「エコカーというと新車のイメージ。中古車にもエコカーはあるということを広く認知して頂ければ」と語った。
 ガリバーでは、来年1月にもこのテスラ・ロードスター1台を消費者向けに販売する。現時点では価格および販売方法は未定で、今後煮詰めていく方針だ。なお、テスラ・ロードスターの継続的な中古車販売や新車販売に関しては「とくに予定はない」としており、今回の1台だけに限られる。

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