自動車リサイクル部品販売のユーパーツ(本社= 埼玉県熊谷市、清水道悦社長)は、このほどハイブリッドバッテリー(HVバッテリー)の再生方法についての「特許」を取得した。 ユーパーツでは、独自に開発したリカバリーシステムを使い、HVバッテリーのリビルトを実現。月産50 台程度のリビルトバッテリーを完成させる能力を有している。 HVバッテリーは、走行20万キロほどで交換が必要とされており、プリウスなどでは多走行車が広く流通。また、海外へも多くの車が輸出されるなど、HVバッテリーのニーズは高い。 しかしながら、新品バッテリーは価格が高く、品質の高い中古品の絶対数は限られている。 同社が再生するのは、プリウスなど、トヨタ車中心のニッケル水素バッテリー。自社開発のリカバリーシステムを使い、充放電を繰り返し、定格容量の85%以上まで回復させる。「しっかりテストした信頼性の高いバッテリーを送り出すことで、中古部品業界全体の信頼性を高めていきたい」(清水社長)。 ユーパーツでは、これまでにも自社開発のエンジンテスター機、クーラーコンプレッサーテスター機、バッテリーリカバリーシステムなどを商品化している。写真上・信頼性の高いHVバッテリーを送り出す、と清水社長写真下・定格容量の85%以上まで回復させる