オークネット(藤崎清孝社長)は12 月19日、業界マスコミを集めて「メディア懇談会」を開催。同社の取り組みや2017年の方針などを発表した。 開会に際して藤崎社長は、「この1年を振り返ると、オークションの中身、内容の改善・改革が進み、その結果、成約台数、成約率の向上を図ることができた。当社の役割は、業界の次世代の流通に向けて、どういうサービスを提供できるか。今後も我々の特長を活かして、新たな流通ビジネスを業界、そして会員のために提供し続けていきたい」と挨拶した。 オークネットの2017年AAの基本方針は『会員店様メリットを徹底追求』と発表。このため、TVAAの流通拡大をはじめ、共有在庫&百烈商談の拡大・改善、オークネオステーションの完全リニューアルによる利便性向上を図っていく。 一方、四輪事業の取組みとして、近年、注力しているバリュー出品(フレッシュやディーラー出品などニーズに合った魅力ある車両)については、ここにきて出品割合で全体の約6割、また成約に占める比率では86 %に達していると報告。 そのほか、出品ヤードのバリューアップセンターは現在、全国7拠点で展開しており、ここを経由した車両は平均で成約率80%と好調で、「バリュー出品、あるいはバリューアップセンターからの台数がともに伸びており、今後も一層注力していきたい」(大畑智執行役員)としている。 また、席上では、11月27日に開催した「第4回くるまマイスター検定」(一般社団法人日本マイスター検定協会主催)の結果を発表した。 今回は10都市12会場で行なわれ、受検者は前回の2.5倍となる3263名を記録。「自動車メーカーの協力もあり受検者も順調に増加。会場も増設するほど盛況だった。今後も少子高齢化、若者のクルマ離れが進むなか、この検定を通じて自動車業界の発展に貢献していきたい」(藤崎慎一郎執行役員)。