ベイオーク(塩原淳平社長)は8日、「開場34周年大記念&第96回SUAA近畿ジョイントAA」を開催。出品は3700台を超え、成約率も66.8%の高水準となるなど活気あるセリを展開した。 セレモニーで森好二郎会場長が謝辞を述べるとともに、「1978年に手競りで第1回目のオークションを開始。84年にPOSシステム、98年に完全映像オークション、そして一昨年には4レーンを導入するなど利便性の向上に努めてきた。今後も当社の理念である『お客様第一主義』を徹底して追求していきたい」と挨拶した。 当日は、全出品車の9割を新規搬入車が占めるなど、同AAの特徴でもある新鮮な車両が溢れるなかでのセリとなった。とくに、人気の高い初出品ブロックの「新鮮組」には1039台、軽四ブロックは計858台など、小売りの仕入に最適な車両が数多く揃った。さらに、スバルディーラーからの出品車で構成する「SUAA近畿」ブロックも426台を集荷。こうした品揃えが休眠会員の参加にも結びつき、来場者数は1000名を優に上回るなど活気付いた。結果は出品3729台、成約2492台、成約金額13億6119万円、単価54万6000円。 ベイオークは、株式化10周年の2015年を一つのゴールとする長期ビジョンを昨年に策定。近畿地区での出品シェア15%の確保とともに、新規車両と軽の拡大、新規事業へのチャレンジなど全社一丸となって取り組んでいる。 このうち新規事業では、事業提携を結んだ中国・蘇州市の「フーマ」オークションが3月にオープンを控えるなど順調に進んでいる。