ユー・エス・エス(USS、安藤之弘社長)の東京会場は、出品増や会員サービスの向上を目的に、来年1月10日からセリを10レーン化する。 国内では初めての試みとなり、1万5000台のオークションも午後8時には終了する見込み。 10レーンの開始にあたって、コンピュータ、ポスシステムなどを一新。正面大型ディスプレイは画面を2分割化して対応。またピ−ク時のポス不足緩和のため、各会場88席、A・Bの2会場で計176席を増設する。ちなみに現在のポス席数は2500席。 10レーンでのコーナー編成は以下の通り。 ◇A/B プライムタイム、バントラ、大型 ◇C/D 軽自動車、特選映像、福祉車、名車、RV、当日 ◇E/F ロープライス、グリーン、ワンオーナー ◇G/H 輸入車 ◇I/J リユース〜リサイクル また、来春の早い時期に敷地内の商品化工場を竣工する。同工場はオークション出品車を対象に、洗車、磨き、加修(軽)、塗装(軽)などの作業を低コストで提供。専門スタッフなど10名の陣容でスタートする。初年度で1開催当たり100〜200台程度の需要を見込む。提携関係にあるロータス会員を仲介しての対応も実施する。 さらに、来場者の増加に伴う駐車能力増強も来年度に実施。新たな来場者駐車場として3層2階建ての立体駐車場を建設(収容能力は700台)。これによって、来場者駐車場は2700台規模へ拡張する。 一方、東京会場では12月から来年2月まで「GT−Rフェスティバル(仮称)」の開催を決定(流札時出品料は無料)。毎回100台を目標に実施する。 同会場では、昭和40年代の通称“ハコスカ”をはじめ日産GT―R人気が沸騰。GT―Rは全コーナーを合わせ、毎回50台以上の出品規模。新型GT―Rも今月中には出品されると予想されている。